BLOG お役立ちブログ
【品質管理の裏側】水を入れて24時間!?「無縫製手袋」の厳格な水漏れ検査に密着
こんにちは!石川県かほく市でクリーンルーム用無縫製手袋の製造を行っている、IKK株式会社です 。
私たちは創業以来、**「無縫製防塵手袋(シームレスクリーン手袋)」**の製造を通じて、お客様のクリーンな作業環境をサポートしてきました 。 本日は、そんな当社の製品がお客様の手元に届く前に、どのような検査をクリアしているのか、その「品質管理」の現場をご紹介します。
■ 理論上の「安心」を、実証された「確信」へ
私たちの手袋は、ポリエステル製ニットにポリウレタンフィルムをラミネートし、熱溶着で仕上げています 。 「縫い目がない(シームレス)」ため、縫い穴からの発塵や汗の飛散を抑える構造になっていますが 、私たちは「構造上大丈夫だから」という理由だけで出荷することはありません。
そこで行われているのが、今回ご紹介する**「水入れ検査(耐水試験)」**です。

■ 24時間の「水攻め」にも耐える品質
この検査では、抜き取り検査として選ばれた手袋の中に並々と水を入れ、そのまま吊るして放置します。 その時間はなんと、丸24時間。
ただ水を入れるだけではありません。「重力による水圧がかかり続けた状態」で一日中吊るされ続けるのです。

一見シンプルに見えるこの検査ですが、確認しているポイントは非常に繊細です。
- 指又(ゆびまた)の溶着チェック 手袋の構造上、最も加工が難しく、使用時に負荷がかかりやすいのが「指の股」の部分です。ここに目に見えないほどの微細なピンホール(穴)があれば、24時間の間に水が滲み出してきます。
- 密封性の持続力 一瞬の耐水性ではなく、長時間圧力がかかっても漏れ出さない「完全な密封」を確認します。
水が漏れないということは、すなわち**「中の汗や塵が外に漏れ出さない」**という証明です 。クリーンルームという厳しい環境で使われるからこそ、これほどアナログで厳しいテストが必要なのです。
■ 「強度」と「密封」の両輪で守る
もちろん、検査はこれだけではありません。 手袋が破れないか、物理的な強さを測る**「引張試験(強度測定)」**も別途実施しています。
- 引張試験: 素材や溶着部分の「強さ」を確認する。
- 水入れ検査: 微細な穴がないか、密封性の「精度」を確認する。
この両方をクリアして初めて、IKKの「無縫製防塵手袋」として認められます。

■ 日本製ならではの品質をお届けします
裏地は汗を吸収し蒸れにくく、アレルギーにも配慮した素材を使用していますが 、その快適な内部環境を外部(クリーンルーム)と完全に遮断するのが、私たちの溶着技術です。
繰り返し洗って使える耐久性と、日本製ならではの品質 。 その背景には、こうした地道な検査の積み重ねがあります。
現在、無縫製手袋の導入をご検討中の企業様は、ぜひ一度サンプルをお手に取って、その品質をお確かめください。お客様の用途に合わせ、全面溶着・点溶着など最適なタイプをご提案させていただきます 。